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総評


アドバイザー
谷川 俊太郎

前回、前々回の応募作品に比べて、絵が、全体的にうまくなっていますが、外国の影響を強く受けている絵も多く、あまりオリジナリティを感じません。 毎回同じ批評になるけれどストーリー展開が弱いですね。 また、絵でストーリーが伝わるのかという不安からか、言葉で補おうとしてしまう傾向があります。 絵を描いたあとに言葉を削るという作業も大切です。 絵がうまい人が多いので、誰かと共作をすることも考えてみたらどうでしょうか。

秋元 康

秋元 康

全体のクオリティもあがりましたが、特に童話部門のクオリティがあがったと思います。 前回までは頭の中に描いたものを文字で表現できていない部分があったので、伝わらないことがあったのですが、今回は伝えたい事が文章に溢れていて、作者の頭の中まで旅ができるような作品がありました。
次回は、物語を思いつくが絵が描けない人、絵は描けるけど物語ができない人、あるいは絵も物語も書けないけれど、こんなことをやったら面白そうだという企画がある人・・・それぞれが自分の得意分野を生かして、共同制作で作ってみてはいかがでしょうか。 そうした作品の応募にも期待したいと思います。

茂木 健一郎

茂木 健一郎

今回は「時代をちゃんととらえた作品」と「時代を超えて、絵本の楽しさを伝えてくれる作品」の両方があったと思います。 そういった心に残る作品がいくつかありました。
また、「be絵本大賞」が育ってきていることも実感しました。 第4回は「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の次「フライ」の年です。 応募される方はまず時代の空気に向き合っていただきたいと願います。 今の時代の空気、子どもたちが育っていくこの社会の空気をつかんでください。 今年を越えるすばらしい作品をお待ちしております。

武田 双雲

武田 双雲

今回は絵の力や深さに感動しっぱなしでした。 2008年から始まった「be絵本大賞」ですが、良い流れで来ていることを感じています。 今後は見たこともないもの、今まで自分の人生の中に無かった要素だとか、新しい展開があるもの、プラス強烈な共感が生まれるもの、その両方を持つ作品が出てくるといいですね。 ストーリーでもキャラクターでも、シンボリックなものや強烈な何かがあると、絵本が引き締まるような気がします。 「be絵本大賞」では、新しいジャンルを創るぐらいの作品がほしいですね。 絵本の枠を飛び越え、子どもが見ても、大人が見ても「そうだよね」と共感できるもの。 そこを見たい気がします。 期待しています。