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第9回入賞作品


応募総数547作品から、第1次選考・第2次選考・最終選考を経て、大賞1作品 が決定いたしました。
絵本屋さん特別賞は今回該当作無しという結果になりました。
たくさんの素晴らしい作品をお送りいただき、誠にありがとうございました。
 
be絵本大賞事務局
 


大賞「皿たろう だいかつやく!」マスダ ケイコ / Keiko Masuda

皿たろう だいかつやく!
STORY
 回転ずしのお皿「皿たろう」はお寿司をのせて、お客さんの元にお寿司を届けたいのに、積み上げたお皿の一番下に敷かれて、なかなか出番が回ってきません。あ~、ほかのお皿たちがうらやましい!そんなある夜、嵐がやってきて、皿たちは一斉に空へと飛ばされてしまいます。「皿たろう」たちの運命は如何に!そして、「皿たろう」はどんな活躍を見せるのか?!
選評
秋元 康

 今回は作品数が少なかったので心配しましたが、その分クオリティが高いと思いました。一番の決め手は“発想力”です。仕事柄いろいろな作品をいろいろな形で見ていますが、エンターテインメント、人を楽しませることに対しての一番の敵は予定調和です。多分こうなるだろうなという事が分かってしまった時点で、人はその続きから、そこから離れてしまったり、飽きてしまいます。
 この『皿たろう だいかつやく!』は先が読めなかった。それが、今回の大賞の一番の勝因じゃないかと思います。回転ずしのお皿というところに目をつけたことがまず素晴らしい。そして「まさか、そっちにいくか!」という展開に感動しました。発想のポイントとしては、今であれば、メールやLINE等、昔は無かったであろうなというところをテーマにすると新しくなるのではないかと思います。
 また次回も楽しみにしています。(談)

茂木 健一郎

 『皿たろう だいかつやく!』で一番高く評価を受けたのは、「危機に陥った飛行機を皿たちが並んで滑走路に誘導する!」という、まさにドローン!という展開でした。普通はこの発想が出てこない。われわれが一番評価したのはその発想の“オリジナリティ”。赤塚不二夫さんじゃないかっていうぐらい「これちょっと出てこないよね」っていうアイデアがすごく込められていて、素晴らしい作品だと思います。今回、絵だとか世界観だとか、他に素晴らしい作品があったのですが、最終的には『皿たろう だいかつやく!』の“オリジナリティ”の高さが大賞の決め手となりました。 人間は常に新しいものを求めており、今まで見たこともない新しいものにふれた時にドーパミンという、予想外のものが来てるということを検出する物質が出て、前頭葉を中心に神経回路が強くなる強化学習が行われます。この『皿たろう だいかつやく!』の“オリジナリティ”はドーパミンを出してくれる「脳に良い絵本」になるのではないかと思います。 (談)

武田 双雲

 今回は僕が決めていた心の中で決めていた一つと選考委員全員が一致した作品です。最初はインパクトがあまり無いが面白いなっという見方でしたが、選考委員の皆さんと議論すればするほど話に花が咲くという、どんどん発見がでてくるという絵本でした。絵本としては何回も読み返され、また愛される、そんなロングセラーになりそうな作品だと思いました。自分の家族と何度もみたいと思い、いまから書籍化が待ち遠しいです。(談)

マスダ ケイコ / Masuda Keiko
プロフィール
出身 奈良県
年齢 31歳
学歴 奈良教育大学
現在の仕事 会社員
受賞歴 2015年 東吉野村ニホンオオカミ手作り絵本コンクール最優秀賞

 
受賞コメント
「やったね皿たろう!絵本の中でも外でも大活躍だよ!!」
と、夜空に向かって叫びました。
相談にのったり、応援してくれた友人のみんなに感謝しています。
この度は素晴らしい賞を、ありがとうございます!