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第10回入賞作品


応募総数727作品から、第1次選考・第2次選考・最終選考を経て、大賞1作品、絵本屋さん特別賞1作品が決定いたしました。
たくさんの素晴らしい作品をお送りいただき、誠にありがとうございました。
 
be絵本大賞事務局
 


絵本屋さん特別賞『カメレオンカメラ』おくはらゆきえ / Yukie Okuhara

カメレオンカメラ
STORY
カメレオンくんのお店「カメレオンカメラ」。見たことのない景色をお客様に届けます。朝は眠っていて、アサガオを見たことがないというコアラさんの注文で、早起きしてアサガオの写真を撮りに。カメレオンくんの身体に写したアサガオにコアラさんは大喜び。お礼に美しい星空が見える秘密の場所に案内しました。星空を写したカメレオンくんにハトさんがうれしそう。お礼にヒマワリいっぱいの散歩道を…。それを海のイルカさんが喜んで…と、リレーしていくお話。
選評
絵本屋ティール・グリーン in シード・ヴィレッジ

カメレオンカメラという発想の面白さとあたたかい内容のストーリーが心に残りました。

【総評】
お話の意図がわかりにくい作品が多かったように思います。
絵が物語るような丁寧でじっくりと描きこまれた作品を期待します。

(株)クレヨンハウス

アイデアが良かったと思います。
絵の技術をもっとみがいていくと、よりストーリーの面白さが際立ってくると思います。

【総評】
発想力や画の力などを感じる作品もありましたが、どちらも兼ね備えたものはなかったように感じます。
「絵本」というメディアをより深く理解し、表現することのできる作家が出てきてくれることを心より願っております。

こどもの本のみせ ともだち

くり返しが楽しくわかりやすい。カメレオン=色が変わる、という前置きの表現があるとより良いと思います。

【総評】
全体的に大人目線のものが多く、文が説明的で長いものが多い気がしました。
絵はとてもいいものも多くありました。
子どもが読んでわかりやすく楽しいという観点で順位をつけさせていただきました。

ちえの木の実

ステキな発想を心地よく感じました。
ストーリーが少しきれいにまとまりすぎる感じもしますが、楽しい作品だと思います。

【総評】
新たなおもしろい作品に出会える楽しさはいつも変わりません。
ただ、気になるのは、子どもの心を豊かにする作品を求めている賞なので、子どもを読者に想定している作品であること、そして、絵本は声に出して子どもに伝えることで完成すると思うので、作品つくりはそこを意識してほしいと感じました。

メルヘンハウス

一年間の写真が撮れるとうれしいです。ひと工夫…

【総評】
手作り絵本を見る機会がよくあります。その時は『楽しんで作りましたか』と必ず聞きます。なぜなら、本を通して作り手と読み手が同じ世界を共有する楽しさがあるかどうかが大事だからです。
「うまい、下手」も大事ですが、それ以上に心揺さぶるものでありたい。
今回の作品の中には、そういう絵本がたくさんありました。

おくはらゆきえ / Yukie Okuhara
プロフィール
1996年生まれ。神奈川県出身。現在、武蔵野美術大学3年生。大学ではシルクスクリーンを中心に制作中。小学生とモノづくりをして遊ぶサークル「造形教育研究会アトリエちびくろ」に所属。趣味は高校野球観戦。

受賞コメント
友だちとの何気ない会話からカメレオンに興味を持ち、ぼんやりと頭に浮かんだアイディアを形にしてみました。自分自身がカメレオンくんになりきって、次はどんな動物がやってくるのだろうか、どこへ出かけようか、とワクワクしながら作りました。絵本ならではの絵と言葉の調和、ページをめくる期待感を大切にしながら制作をしています。絵本作家になることが幼い頃からの夢なので、このような賞を頂けてとても嬉しく思います。これからもみんなが幸せになれるような絵本を作っていきたいです。