開 催 概 要

日時:2016年2月11日(木)

   12:30~14:00 / 15:00~16:30

会場:湯島聖堂 斯文会館

講師:東京大学 小島毅教授

プログラム

 1.「論語とは」

 2.3つの章を学ぼう

   ・論語の音読レッスン

   ・親子リレー音読

   <第1回>

    ・「子は四を以て教う、文・行・忠・信」

    ・「非礼視ること勿れ、非礼聴くこと勿れ、非礼言うこと勿れ、

      非礼動くこと勿れ」

    ・「学びて思わざれば、則ち罔し。思いて学ばざれば、則ち殆うし」

   <第2回>

    ・「子曰く、辞は達するのみ」

    ・「冉求曰く、子の道を説ばざるにあらず。力足らざるなり、と。

      子曰く、力足らざる者は、中道にして廃す。今女は画れり、と」

    ・「子曰く、老者之を安んじ、朋友之を信じ、少者之を懐けん、と」

 3.論語かるた大会

   ・「beポン論語かるた」大会

イベントレポート

『論語』は思いやりの心、礼儀の心、学びの心を教えます。

東大教授 小島毅先生の親子論語ワークショップが前回と同じく「湯島聖堂」斯文会館にて開催されました。今回はうたのおねえさんこと、塚本江里子さんが小島教授の助手を務めました。

■小島教授による『論語』音読レッスン

☆1回目のクラス(5-7歳中心)が学んだ有名な3つの章

「子(し)は四(し)を以(もっ)て教(おし)う、文(ぶん)・行(こう)・忠(ちゅう)・信(しん)」

「非礼(ひれい)視(み)ること勿(なか)れ、非礼(ひれい)聴(き)くこと勿(なか)れ、非礼(ひれい)言(い)うこと勿(なか)れ、非礼(ひれい)動(うご)くこと勿(なか)れ」

「学(まな)びて思(おも)わざれば、則(すなわ)ち罔(くら)し。思(おも)いて学(まな)ばざれば、則(すなわ)ち殆(あや)うし」

 

この中から2番目の章をピックアップして解説。

「非礼(ひれい)視(み)ること勿(なか)れ、非礼(ひれい)聴(き)くこと勿(なか)れ、非礼(ひれい)言(い)うこと勿(なか)れ、非礼(ひれい)動(うご)くこと勿(なか)れ」

「非礼」は「礼」に「非ず」。「礼」はルールやマナー、礼儀作法のこと。「非ず」で否定となり、ルール―やマナーを守らない。礼儀知らずということ。そんなものは、見てはいけない、聴いてはいけない、言ってはいけない。行ってはならない。という意味です。

ワークショップではフリ付きで音読! フリは江里子おねえさんが教えました。

実はこのフリ、日光東照宮の見ざる言わざる聞かざる「三猿」と同じ。「三猿」には「動くこと勿れ」はありませんが、今回の論語のことばと関係があるのでは? 小島先生の見解をお話しいただきました。

 

また、3番目の章を前半後半のフレーズに分け、親子でリレー!どの家族も大きな声で元気よく、見事な論語リレーを披露!

☆2回目のクラス(7-12歳中心)が学んだちょっとだけ難しい大切な3つの章

「子(し)曰(いわ)く、辞(じ)は達(たっ)するのみ」

「冉求(ぜんきゅう)曰(いわ)く、子(し)の道(みち)を説(よろこ)ばざるにあらず。力(ちから)足(た)らざるなり、と。子(し)曰(いわ)く、力(ちから)足(た)らざる者(もの)は、中道(ちゅうどう)にして廃(はい)す。今(いま)女(汝 なんじ)は画(かぎ)れり、と」

「子(し)曰(いわ)く、老者(ろうしゃ)之(これ)を安(やす)んじ、朋友(ほうゆう)之(これ)を信(しん)じ、少者(しょうしゃ)之(これ)を懐(なつ)けん、と」

 

この中から2番目の章をピックアップして解説。

孔子の弟子のひとり、冉求はどうも自分の能力を低く見てしまう性格。孔子に言いました。「先生のお教えくださる人の道についてが不満なのではありません。私はどうにも力不足なんです」と。孔子は言います。「力不足の者は途中でやめてしまう。でも、お前は、はじめから力不足でできないと、あきらめてしまっている。はじめもしないうちから、自分で自分の限界を作ってしまっている」、そんなこと考えずに始めればいいんだ。がんばればいいんだと、励ましたというお話です。

冉求の気持ちはよくわかる、と江里子おねえさんも共感!

 

3番目の章は家族論語リレーで音読!

お年寄りには安心してく過ごせるようにしてさしあげる。友達は信じる。年下の子はやさしく可愛がってあげる。という当たり前のことばです。『論語』にはこのように小さい子もわかるような当たり前の、わかりやすいことばがたくさんあります。

■「beポン 論語かるた」大会

江里子おねえさんが12枚、小島先生が11枚を読んでくださいました。白熱のかるた取り!

子どもは子どもだけ、大人は大人だけのかるたテーブルは、熱気むんむん! でも『論語』の教え、ルールを守り、思いやりと譲り合いの心で楽しく遊びました。

 

湯島聖堂」江戸時代に五代将軍家光が、湯島に正道を創建し、儒学者 林羅山の林家にあった孔子の廟と家塾を移し、幕府直轄学校「昌平坂学問所」としました。全国の各藩から選抜された武士達がここに学び、それぞれの国に儒学を持ち帰ったのです。明治維新後、大学校・大学と改称。その後、日本初の博物館(現在の東京国立博物館)、図書館・書籍館が置かれ、師範学校が設置され、現在の筑波大学、お茶の水女子大学へと発展。 日本の近代教育がここから始まったという歴史的な学問の地です。

 

P-kiesでは『論語』研究の第一人者である大阪大学名誉教授 加地伸行先生と東京大学教授 小島毅先生による子どものための『論語』学習プログラム「加地・小島式論語カリキュラム」を根幹とした塾やワークショップを行っています。YouTubeでは、加地伸行先生による、子どもたちに『論語』を教え、心の教育を行う人材を養成するための「論語指導士」養成講座を配信中。また2016年より、年2回指導士認定のための試験を実施します。

プログラム

1.論語とは

2.3つの章を学ぼう

  ・論語の音読レッスン

  ・親子リレー音読

 <第1回:5〜7歳中心>

 ・「子は四を以て教う、文・行・忠・信」

 ・「非礼視ること勿れ、非礼聴くこと勿れ、

   非礼言うこと勿れ、非礼動くこと勿れ」

 ・「学びて思わざれば、則ち罔し。

   思いて学ばざれば、則ち殆うし」

 <第2回:7〜12歳中心>

 ・「子曰く、辞は達するのみ」

 ・「冉求曰く、子の道を説ばざるにあらず。

   力足らざるなり、と。

   子曰く、力足らざる者は、

   中道にして廃す。今女は画れり、と」

 ・「子曰く、老者之を安んじ、

   朋友之を信じ、少者之を懐けん、と」

3.論語かるた大会

☆1回目のクラス

2番目の章をピックアップして解説。

「非礼」は「礼」に「非ず」。「礼」はルールやマナー、礼儀作法のこと。「非ず」で否定となり、ルール―やマナーを守らない。礼儀知らずということ。そんなものは、見てはいけない、聴いてはいけない、言ってはいけない。行ってはならない。という意味です。

ワークショップではフリ付きで音読!フリは江里子おねえさんが教えました。実はこのフリ、日光東照宮の見ざる言わざる聞かざる「三猿」と同じ。「三猿」には「動くこと勿れ」はありませんが、今回の論語のことばと関係があるのでは?と、小島先生の見解をお話しいただきました。

☆2回目のクラス

2番目の章をピックアップして解説。

孔子の弟子のひとり、冉求はどうも自分の能力を低く見てしまう性格。孔子に言いました。「先生のお教えくださる人の道についてが不満なのではありません。私はどうにも力不足なんです」と。孔子は言います。「力不足の者は途中でやめてしまう。でも、お前は、はじめから力不足でできないと、あきらめてしまっている。はじめもしないうちから、自分で自分の限界を作ってしまっている」、そんなこと考えずに始めればいいんだ。がんばればいいんだと、励ましたというお話です。

冉求の気持ちはよくわかる、と江里子おねえさんも共感!

どちらのクラスも最後は家族リレーで音読!

お年寄りには安心してく過ごせるようにしてさしあげる。友達は信じる。年下の子はやさしく可愛がってあげる。という当たり前のことばです。『論語』にはこのように小さい子もわかるような当たり前の、わかりやすいことばがたくさんあります。